大将からひとこと

第二十六回:一隅(いちぐう)を照らす

心の中の大切な宝を磨きましょうの意

 

天台宗を開かれた伝教大師 最澄(でんぎょうたいし さいちょう)様が書かれた「山家学生式」の冒頭に書かれてあります。

伝教大師が法華経を基調とする日本天台宗を開かれるに当たり、人々を幸せへ導く為に「一隅を照らす国宝的人材」を養成したいという熱い思いを著述され、嵯峨天皇に提出されたもののようです。

 

現代日本社会は高度経済成長を経て、科学文明が発達し、物理的には豊かな時代になったと言えるでしょう。しかしながら、一方では多様化と複雑化の一途をたどり、人間としての心の豊かさがどこかに置き去りにされてきたのではないでしょうか?

 

先日、秋風の吹く中で比叡山延暦寺に行ってまいりました。月曜日であり、観光バスも少なく外国人も少なくゆっくりとお参りすることが出来ました。鐘を鳴らし、いろいろな仏像・建物を拝見させて頂き感銘を受けました。

 

東は、琵琶湖を望み、西には京都の街を見て、ススキもなびき、初秋と先人達の奥深い教えを学び、なぜこの地に天台宗が開かれたのかなにげなく気づいたように思います!?

 

私も原点に帰り人間の心の豊かさ、忘れ物を探しに学び出逢った方々に感謝し、天命を全うして参りたいと思う今日この頃です…  つづく

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2014/08/01