大将からひとこと

第三十九回:涙の数だけ強くなれる

小さい頃から泣虫で気の弱い6人兄弟の中でも体も小さく、おかっぱ頭で鼻水を垂らしたつぎはぎの服を着た田舎まるだしのおとなしい男の子でした。
勉強も運動もさっぱりでなにもとりえのない、父親に買ってもらった零戦を片手に兄の後を追いかけていた幼少時代でした。

 

廻りの大人達にほめられたのは笑顔と人なつっこい所だけ、都会に来てからは一層に泣虫に。
人にはみせられない意地がわいていき、人のいない所でぐしゃぐしゃに泣きくずれ自分の生まれた環境や親をうらむ日々に・・・。

 

そのころテレビや映画で黒澤明の「七人の侍」「羅生門」スティーブマックイーンの「ブリット」「パピヨン」「大脱走」「それでも夜は明ける」、チャールトンヘストンの「ベン・ハー」「十戒」「猿の惑星」などなどの映画に夢中になり、特に「ベン・ハー」「十戒」に影響を受け「聖書」を読み続けた日々もありました。

 

どんな苦境でも頑張り続ければ正義は勝つと信じ体も心も鍛えてきました。過去・現在・未来も人は不思議な事に、60才にして10代の事が鮮明に思い出されます。最近の事は三歩あるいたらすぐに忘れますが過去の事は・・・痴呆症の始まりかも(笑)?

 

当時弱い心を勇気づけて頂いたのは、映画であり音楽でありそして廻りの方々でした。いっぱい涙を流したくさんの笑顔も頂き2018年もすぎようとしています。来年は私も還暦です。そしてしげ真も創業30年を迎えます。

 

今まで頂いた元気と勇気と知恵を感謝の心を込めて恩返しをして参りたいと考えております。
世界・日本が平和で益々の繁栄し続け、明るい一年でありますようお祈り申し上げます。

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