大将からひとこと

第十三回:永いおつきあい

今想えば、いろいろな方々に
ご支援・ご意見・激励を頂き、
現在があると感謝しております。

私は、修行時代が短かった事もあり、
料理の師匠がいないのですが、
お客様から厳しくも温かく、
長年の経験を実績の中から生まれる勘で
たくさんのご指導を受けました。

経営の師匠は○様。
開業時からご来店頂き、
20歳も上の大先輩の方です。
中学卒業と同時に修行を重ね、
その業種では兵庫県No.3の企業を
築き上げた創業者で、
私達は小さな巨人と呼んでいます。

大変な時代を生きてこられた方で厳しく、
言葉使いひとつ、態度ひとつ間違えた
行動をすると、檄の飛ぶ方で、
私も反抗的なところがあり、
その様な態度の時は自宅に呼び出され、
土下座までした思い出があります。

この師匠のお言葉は、
ひとつひとつが重くずっしりと、
心の奥底まで響く私の尊敬する人の
ひとりです。

27年も商売を続けてこられたのも、
○様他、お店を、女将・私を気にとめ
愛して下さったお客様のおかげと
感謝申し上げます。

又、経理の師匠とも出逢い、
私ともども従業員も月一度の会議を行い、
原価率チェック・企画・広報のアドバイス等も
一緒に考えて頂き、わが社の従業員以上に
会社の経営の未来を共に考え、行動して頂き
感謝のかぎりです。

出逢いは15年前。
加古川美乃利の地で千の里一心を
出店してからの夜のお客様で
一心のカウンターで
あ~でもない、こ~でもないと
女将ともどもバトルから始まりました。

その当時は税理業務で悩んでいた頃で、
ちょうど税務所の調査が入り少々の勉強代を
支払い、今後はしっかりと税を納め節約を
していかなければ会社を経営して行けないと
考えていた頃の出逢いでした。

数字に弱い私を支えて頂く大切な右腕のひとりです。


・・・つづく

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